関係を検討するため, RAPD 分析を行った. 実験は, 無刺 16 個体群, 有刺 22 個体群を含む合計
38 個体群を供試材料とし, RAPD-PCR には 9 種類の 10 塩基プライマー用いた.
全プライマーで合計 77 の PCR 増幅産物が 得られ, その内 72 が多型であった. 平均距離法による
クラスター解析を行ったところ, 供試個体群は 2 グループに分かれた. グループ B
はマレー諸島東部地域から採取した個体群により構成された. 一方, グループ A はインドネシアの …